★2003年8月14日（木）

今朝も8時に起きたのだけど、なぜか支度に手間取り、下に下りたのは8時40分を回っていた。
まず北楼へ行って両替し、ついでに明日の空港までのバスを予約した。北楼の前から出るという。
時間は朝9時。今度こそ乗り損ねないようにしなくっちゃ。

それから朝食を食べに出発。今日は呉江路というところへ行って生煎を食べると決めていた。
茂名南路をずっと北上。途中面白かったのが、道路に大きく「トイレ50メートル先」という看板が
出ていたこと。「へえ！」と思って写真を撮ったんだけど、その先いくら歩いても「ここ」という
看板はなく、さっきより完全に50メートル以上過ぎたところで、またまた同じ「トイレ50メートル先」の
看板。トイレは一体どこに！？　もしトイレを探していたらパニックだったなあ、と思いながら歩いた。
（実際は探さなかったけど・・・探求すべきだった！？）

「50メートル先にトイレ」の標識

呉江路で右折。そこの場所はきれに舗装されていて、ちょっとしたショッピング＆お食事エリアに
なっていた。

呉江路の様子（ワンブロックすぎると普通の通りに・・・）

朝早いのでまだ開いている店は少なかったけど、夜はにぎやかかもしれない。こんなオシャレな
感じのところにあるのかな、とずっと歩いていくと、１ブロック先で通りを渡ったところで、同じように
お店が続くものの、昔ながらの食べ物屋さん街という雰囲気になった。ちょっとホッとしたところで、
ガイドブックに載っていたお店を発見。“小楊生煎館”だ。黄色い看板だからよく目立つ。

詳細は*食事編*にて

幸せな気分で店を後にして、そのまま歩いて大きな通りへ出た。

いい感じにおなかはふくれていたけれど、もうひとつ、有名な小籠包も食べなくちゃ、と思い、豫園に
向かうことにした。バスはよくわからないし（そういえば上海の市街地図を買っていなかった）、地下鉄では
行けないので、迷わずタクシーに乗った。

豫園商場

豫園に着くと、豫園商場のほうへ行き、南翔饅頭を探した。庭園風になっているところに、店はあった。
1階はテイクアウト用ですごい行列、そこの横がガラス張りになっていて小籠包を包んでいるのが見えた。

1階では小籠包を包んでいるところが見える

詳しくは*食事編*にて

それから豫園にも進出していたスターバックスに寄って、口直し（？）にカフェラテを飲んだ。
さらに豫園周りの店をあちこち見て歩いて、中国っぽいおみやげをいくつか買った。久しぶりにがんばって
値切ってみた。

上海老街

雨が降ってきたので、またタクシーに乗って、今度は上海博物館へ。
建物がすばらしかった。中はいくつもの部屋に分かれていて、分類がわかりやすい。
私が興味を引かれたのは原住民の部屋と家具の部屋だった。とはいえ、基本的にはそれほど
こういうものに興味があるわけではないので、1時間半ほどで終了。
1時過ぎに外へ出ると、かなり雨が降っていた。

上海博物館
立派な吹き抜けのロビー
家具の博物館にて		像の博物館にて　これは木彫りの仏様

そこから次に目指すのは上海書城という本屋さん。かなり大きいらしいし、ガイドブックによると
中にネットカフェがあるらしい。地図で見ると歩けそうな距離だった。約20分歩いて店に着いたが、
実はこのときが一番雨が強かった。
本屋さんは本当に大きくて、北京の王府井書店くらいの規模。でもネットカフェはなかった。あまりに
大きすぎて、ほしい本がどこにあるのか探し出せなかったし、店の人に聞いても「知らない」と言われる
始末。CD売り場（6階）に行って、CDやVCDを探したけどやっぱり目当てのものはなく、CD1枚買っただけ
だった。とはいえ、中をぐるぐる1時間も見ていた。
上海書城があるこの通りは本屋さんが多いらしく、人民広場との間には大小たくさんの本屋さんが
あった。途中でも何軒か寄ってみたけれど、私が探している本は見つからなかった。

遠くからも見えるのに なかなかたどり着けなった上海書城

朝食が遅かったのと、たくさん食べたのとで、おなかはあまり減っていない。人民広場の地下道で
“甜餅”の文字が見えたので1つ買った。天津にいるときにアパートのそばの店でたまに買って
食べていたものだ。そういえば頭に“上海”の文字がついていたっけ・・・などと思い出しながら食べた。

地下道にあった軽食屋さん

そして地下鉄に乗って黄陵南路へ。目的地は“新天地”。
駅を出てすぐの公園に公衆トイレがあったので入った。カギがかかるのは、最近では当たり前で
驚かなかったけど、立ち上がったとたん、自動で水が流れたのにはビックリ。新しいショッピング
センターなどではあっても、公園の公衆トイレで・・・！？
外へ出ると、「小姐！」と声をかけられた。ここは有料で5角かかるのだった。「さっき声かけたのに
気づかないで入っていっちゃったから」と言われてしまった。お恥ずかしい・・・

このウラから階段を下りた地下に トイレがある

新天地は駅から歩いて数分。新しいショッピングモールという感じで、何があるわけでもない。
作られた昔風の路地とか、観光客は呼べるのかな。あとはおしゃれなお店がたくさん、食べるところも
カフェなど西洋風の店が多かった。私はあまり魅力を感じなかったので、早々に後にした。
雨は降ったりやんだり。土砂降りにはならないけれど、時々カサが必要になる。

新天地あちこち

ここからホテルまで歩くことにした。匯海路を中心に向かって歩けばいいわけだ。新天地で
コーヒーブレイクと思っていたのに、これと言った店もなかったため、匯海路でどこかに入ることに
した。ガイドブックを見るといくつかお店がありそうだ。そうでなくてもわりとオシャレな通りなので
何かみつかるだろう。
道路にかかる歩道橋なのにエスカレーターになっていたり、全面ガラス張りのビルに向かいの
ビルの時計が映っていたり、なかなか見所の多い通りだった。

普通の階段の横に エスカレーター！？		向かいのビルの時計が 映っていい感じ！

そのうち、天津でチーズケーキがおいしかったパン屋さんのカフェを発見。なんとチェーンだったとは。ここで
休憩。

詳しくは*食事編*にて

途中で見かけた本屋さんに何軒か入ったが、目的のものは見つからなかった。残念。
そしてついに陜西南路駅に到着。いったんホテルへ戻って荷造りしてみたが、思った以上に
いろいろ買ってしまって、結構大変・・・

今日の夕食は、やはりホテルの近所にある湖南料理の店へ行くことにした。

詳しくは*食事編*にて

帰り際に北楼に寄って貴重品を引き取った。いよいよ旅も終わりか。

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