★ブロンズの像★
私が留学を終える前に、天津で和平路が改修され、あちこちに意味不明な
ブロンズ像が設置されました。それはそれで好きだったのだけど。
今回、北京の王府井でもいくつか見かけ、おもしろかったので写真を撮って
来ました！　歩道に何の説明もなく、ただ置いてあるのですよ！

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　

★CDを買うには★
　中国はCDの海賊盤が当たり前のように流通していて、正規盤の5分の1くらいの
　金額で買えます。でもそれは海賊盤を買うことで、悪徳業者をもうけさせるだけ、
　CDを作った人たち（会社、製作者、作詞・作曲者、歌手等々）にはまったく利益は
　回らず、そうなるといいものが作れなくなるわけです。
　最終的に損をするのは消費者です。
　というわけで、天津にいたときから私は北京までCDを買いに来ていました。悲しいことに
　天津で最新音楽の正規盤を見つけるのは至難の技だったのです。
　北京でいつも行っていたのは王府井と西単。今回、西単まで行く時間はなく、王府井で
　CD探しでした。
　新東安市場の地下には3軒のCDショップが並び、短時間で探すには恰好の場所でした。
　ところが今回、そのうちの1軒がケンタッキーフライドチキンに変わってしまっていました。
　最初は気づかず、何かおかしいな、と思ったら1軒足りなかったのです。
　もう1軒は王府井書店の中のCDショップ。ここはまだ新しい店で、以前1度来ただけでした。
　CDもですが、VCDも多い、という印象。確か6階くらいだったと思い、一気にエスカレーターで
　上まで上がりましたが、最上階まで行ってもCDは見当たりません。最上階は楽器売り場と
　インターネットカフェになっていました。改めて店内案内のボードを見ると、CD売り場は
　地下に移っていました。
　この店ではケース入りのCDは、ケースのみ置いてあり、会計を済ませてから、そのケースと
　レシートを持って売り場に戻り、商品本体を出してもらう、というやり方になっていました。
　以前はやっていませんでした。おそらく万引き防止対策でしょう。
　ここでは地下がCD、VCD、そしてコンピュータソフトの売り場となっていました。

★トイレ事情★
　毎度おなじみ・・・
　ワールドカップに向けて韓国はトイレ改革に取り組んだというニュースを聞き、
　中国も北京オリンピックに向けて変わっていくかな、と期待。これはやっぱり
　文化のレベルを計るものさしになると思うので。
　そして、やはり確実に変わりつつあるのを感じました。
　今回行った中でドアがまったくないところはありませんでした。
　カギがかからない、ドアがきちんと閉まらない、というのはまだありますが、
　それでも以前に比べて、カギもかかる、バッグをかけるフックがある、ペーパーが
　置いてある、など、かなりの進歩が見られました。
　相変わらず、紙は流せないので、備え付けのゴミ箱に入れなければなりませんが。
　がんばれ、中国！

★人のお財布を・・・★
　中国では大きいお札を嫌います。おつりの用意がないとか偽札が怖いとか、
　理由はあると思いますが、両替すると大抵100元、50元という大きいお札が来て、
　細かいお札を要求しても「ない」と言われることがほとんど。
　小さい店や屋台で10元前後のものを買って100元出すなんてとんでもない！
　だからお金をくずすにはスーパーがいいのです。
　ところが、スーパーで15元くらいのものを買ったときに100元を出したら、店員さん、
　「細かいのありませんか？」とおもむろに私のお財布を覗き込んで、お札を1枚
　ずつ探して、「ほら、あった！」と20元札を引っ張り出しました！　やられた〜！
　いつもではありませんが、これをやる人、結構いるので、留学中は細かいお金は
　お財布に入れず、ポケットにそのまま入れていたのでした。それをすっかり忘れて
　全部お財布に入れてました。
　こういうところは相変わらずだなあ・・・

★傘入れ袋★
　雨の日、王府井で地下鉄を降りて、出たところは東方新天地という大きな新しい
　ショッピングセンター。私たちは中から外に出たのだけど、その時に、傘をビニールに
　入れるのを目撃しました。
　日本では当たり前のように傘用のビニールが店頭に置いてありますが、中国では
　見たことありませんでした。
　しかも傘を上からさし入れて手前に引くタイプのです。これ、折りたたみ傘がうまく
　できないから私は嫌いで、開発者のミスだと思っているのですが、当方新天地では
　係りの人がお客さんの傘を預かってひとつずつ袋に入れていました。そして折りたたみも
　ガシッとさし入れて強引にビニールに入れていました。すごい！！

★ビール★
　中国では冷たい飲み物はおなかによくない、ということで、ビールさえ冷やさずに
　飲んでいました（あるいは冷凍庫に入れて凍らせてた！）。で、留学時代は文句を
　言いつつすっかりそれに慣れていたのですが・・・慣れてはいたけど、とりあえず、
　「冷たいのありますか」と聞いてみたりもして。ところが・・・
　今回は、ビールを頼むと、「冷たいのがいいですか？」とどの店でも聞かれました。
　そしてちゃんとほどよく冷えたビールが出てきたのです。冷えたビールは私たちに
　とっては当たり前のことなので、その時には何とも思わなかったのですが、あとに
　なって考えると、すごい進歩だ！　と驚くやら喜ぶやら。気づいたのは日本に戻って
　からなんですが。
　そのうち、「冷たいのがいいですか」と聞くこともなく、当たり前のようによく冷えた
　ビールが出てくるようになるといいな！　（コーラなどのソフトドリンクも同様！）

★ゴミ★
　道端のゴミが減っていました。
　以前は、みんな食べ歩きしたゴミ（アイスクリームの袋、チョコレートの包装紙、
　フルーツの串刺しの串、羊の串焼きの串、ヒマワリの種など）はそのまま当たり前の
　ようにその場で下に放り投げていました。道端にゴミ箱はめったになく、あっても
　すでにゴミが道端まであふれていました。
　バスの窓からゴミを捨てるのも当たり前。バスの中に捨てなかったことで子どもの
　頭をなぜてあげる親もいたほどです。
　それなのに今回は街全体がこぎれいになっていました。ゴミ箱も増えていたように
　思います。
　もしかしたら、露店が一斉になくなったように、何か政府のお達しがあったのかも
　しれません。いずれにしても、いい方に変わるのはいいことだし、気持ちのいいものです。


　『北京への旅・再び』　トップ　/　1日目　/　2日目　/　3日目　/　4日目　/　5日目
　　　　　　　　　　　　　　　　食事編　/　オマケ　/　オマケ2　/　MAY・MAMAの話