★2005年5月5日（木）〜6日（金）

ついに最終日だ。

昨日は23時すぎにはベッドに入った。安眠が許されないローマでも最悪の夜だった。
なかなか寝付かれず、そして寝入りばな、今度は外だけでなく、廊下からも話し声。
大きな声でいつまでもしゃべっている。夜中の12時半だ。イタリア人うるさすぎ！　
寝かせてほしい。それがやっと静まって、あとは朝までぐっすり眠れた。

予定通り7時に起きてシャワーを浴びてから最後の荷造り。もうこれ以上は本当に何も
入らない！
朝食は8時。シンプルな朝食だったけど、最後と思うと寂しい。
おばあさん（と言ってもきっとオーナーなんだろうな・・・）は顔を覚えてくれていて、
2日目からは「カフェラテでいいのよね」と言ってくれていた。東洋人がほとんどいない
せいもあったかもしれないけど。
それで、おばあさんに「今日帰ります」と言うと、ちゃんとわかっていて、「帰国前に
出かけるならフロントに荷物預けていいからね」と言ってくれた。

【今日の行動メニュー】 ピンチアーナ門　〜　スペイン広場　〜　トレヴィの泉 〜　帰国（バンコク＆台北経由）

部屋には戻らず、そのまま外出。フロントの人にも「今日チェックアウトでしょう。後で
戻るの？」と聞かれた。「戻ります」と言って外出。
実は昨日の夜のツアーでピンチアーナ門というのを見たのだけど、そこには行って
いなかったのだ。しかもホテルから遠くない。これは最後に行っておこう、と決めたの
だった。

歩いて10分もなかったように思う。大きな門を見て、またその門をくぐってみた。
とても大きくて、普通の車がどんどん通る門だった。

ピンチアーナ門

ガイドブックにはそこからスペイン広場まで地下道がつながっている、とあったので、それも
歩いてみることにした。
ガイドブックには12,3分とあったけど、本当に結構遠い。延々と地下道が続く。通勤に
使っていそうな人もいたりして、利用度は低くないのかもしれない。
スペイン広場近くに来るとスーパーもあった。私はもう何も買うものはないけれど。

ひたすら長い地下道・・・

スペイン広場の正面から見て左側の部分から出た。さすがに朝早いらしく、観光客は
多くない。しばらく歩き回って、スペイン広場にお別れをして、つづいてトレヴィの泉へ
向かった。
この間間違えて歩いた道が実は近道だったで、その通りに歩いた。
トレヴィの泉も観光客が少なかった。こういう時間もあるんだなあ。
トレヴィの泉にコインを投げ入れて（また来られますように！）、途中のスーパーで
ミネラルウォーターを買って、ホテルへ戻った。時間は9時半。ほぼ予定通りで大満足。

スペイン広場			トレヴィの泉

荷物が相当に重いので、これを持って地下鉄に乗ると思うとちょっと気が重くなった。
もちろんその後もずっと持ち歩かなければいけないし。

地下鉄ホーム

ホテルをチェックアウトして、バルベリーニ広場駅まで歩いて地下鉄に乗り、テルミニへ。
テルミニには10時10分に到着。
前に空港行きチケットが売られているのを確認してあったタバッキでチケット購入。
チケット代は手数料とか上乗せされることもなく、9.50ユーロ。
それには日付などはないので、前もって買っておいてもよかったみたい。肝心なのは
列車に乗る前の打刻なのだ。

空港行き列車のホームは一番奥で本当に遠い。動く歩道があったので思ったほど歩かなくて
すんだのは助かった。
そして予定通り10時52分発の列車に乗った。

テルミニ地下のタバッキ			空港行き特急のホーム

空港に着いて、まずはターミナル確認。ターミナルはAからCまであるのだ。中華航空はC。
今度はターミナルに着いてからチェックインカウンターの確認、今回も東京までチェックイン
してもらえた。台北から東京まではすでにチケットが用意してあったようで、通路側の
席になれなかった。距離が短いからいいけど、やっぱり私は通路側が好きだ。
今回は時間も少ないので台北では空港内で過ごすことになる。

ローマのフィウミチーノ空港も広くて、ずっと端まで行ってやっと手荷物検査にたどりついた。
それから出国審査。中も広いけれど、入っているお店はイマイチだった。
バールで休んでいようと思ったら、キャッシュのみだ。もう手持ちのキャッシュはほとんどない。
仕方がないので、ベンチにすわって、行きの飛行機の機内食で出て持ってきていたクラッカーと
ミネラルウォーターで休憩。何て寂しいこと！

13時半搭乗開始。荷物が重くて上に上がらず、近くのイタリア人のおじさんが手伝ってくれた。
隣は誰も来なかった。ラッキー！

離陸前にうとうとしてしまったのだけど、14時半ごろ離陸した模様。バンコクまでは9時間半。
イタリア時間の夜中の0時ごろ（バンコクの時間で明け方の5時ごろ）らしい。また時間の
感覚がおかしくなりそうだ。

15時40分ごろ食事。これは夕食になるのだろうか・・・？
チキンのオイスターソース炒めかパスタということで、パスタを選んでみたら大失敗。
中華系の飛行機なのだから、ここでパスタはいけなかったな。中華航空の飛行機に乗って
初めて機内食がイマイチだと思った。

イマイチだった機内食			お気に入りのクリームチーズ！

時間も半端で眠れなかったので映画を見た。

21時45分、また食事。映画の途中だったので、オムレツしか聞き取れず、それにした。
これはおいしかった。軽くて朝食という感じだった。

おいしかった機内食

タイ時間で5月6日の午前4時55分、バンコクに着陸。イタリアは夜中の0時だ・・・
次は6時50分発ということなので、約2時間ある。到着ロビーから出発ロビーまで移動すると、
行きに通ったのと同じショッピングモールがあった。
行きにも見ていて、ちょっとほしいな、と思っていたジム・トンプソンのポーチ。
行きはレートがわからなかったのでやめておいたけど、ローマでインターネットで調べて
おいた。1バーツ＝約2.7円。これで計算ができる。
ところが、空港内の銀行のレートを見ると1バーツ＝約3.7円。私の勘違いだったかな、と
思いつつ、カードで買った。結局空港内の銀行のレートがバカみたいに高かったことが
わかった。ますます現金での両替、買い物がバカらしくなる。

時間も余ったしのども渇いたので何か飲もうとカフェに入った。タイバーツなどもちろん
現金はないので、ほんの80バーツのコーヒーをカードで買ってしまった。
こんな早朝なのに31度もあるという。空港内にいても暑さが感じられる。湿度も高そう。

雰囲気のいいテーブル＆イス

予定通り搭乗したものの、飛行機が動き出したのは7時過ぎ。台北までは約3時間とのこと。
時差は1時間だ。
すぐに映画が始まったので、また映画を見た。

8時20分ごろ、また食事が出た。
なんだかんだでローマからトータルで3時間くらいしか寝ていないかもしれない。

またまた機内食

11時25分台北に着陸。イタリア時間は夜中の3時半か・・・眠い。
トランジット用のスカイトレイン（この間のとは別のもの）に乗って第2ターミナルへ移動した。
広いし、カートもないし、かなり疲れた。
外に出られないので第2ターミナル内にいるしかない。本屋を求めて歩き回ったけれど、
おみやげ屋さん、ブランドショップ、免税店などはあっても本もCDもない。
外に出ればあるのがわかっているだけに辛い。普通なら旅立つ人のために最後の最後まで
本屋くらいはあるはずなのに。
第2ターミナルも2年前に比べたらずいぶん店ができたけど、まだまだだ。
時間つぶしに、おなかが減っていないのに、小さなフードコートに行って、鶏絲麺を
食べてしまった。270元で一瞬「安いな」と思ったけど、とんでもない。ケタをひとつ
間違えていた。高いよー！

ミニフードコートって感じ			鶏絲麺（おかずつき）

それでもまだ1時間以上余ってしまって、ベンチにすわってボーっとして、やることも
ないので、ローマのガイドブックを見て旅のおさらい。

バンコクでは構内に何箇所もマッサージをしてくれるところがあったし、成田ならネット
カフェがある。もう少し何かほしいところだ。トランジットで長時間空港にいなければ
いけない人のことを考えてもらいたいな。

その後、同じ便で帰る同僚夫妻に会って、しばらくおしゃべりして時間がつぶせた。

搭乗時間は13時50分から14時10分に変更になって、疲れもピーク。しかも今回は席が
窓側なのでちょっと面倒くさい。荷物は男性の乗務員に上げてもらった。

寝ている間に離陸。

16時ごろ食事が配られたけれど、半分くらいしか食べられなかった。当然だなあ。
ひたすら食べているだけだったから。

心残りな機内食

食後もまたまた爆睡。

18時25分に着陸、19時過ぎに外に出て、19時20分のバスで帰途についた。成田は寒くて
圧縮してしまってあったジャケットを出した。持ってこなければよかった、と思っていた
けれど、最後の最後に役立った。

今日の万歩計・・・13969歩

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