★2005年5月1日（日）

〜〜日本とローマの時差7時間〜〜

ローマ時間朝5時ごろ、目が覚めた。もう、時間がぐるぐるして、一体どのくらい寝た
のか自分でもわからない。
目が覚めてから映画を1本見た。

7時半すぎに電気がついて、8時過ぎに食事が配られた。これは朝食だ。
なぜかまたまた豚肉の焼きそば、もうひとつはほうれん草のオムレツ。今回は
オムレツを選んだ。朝食なので全体に軽め。ソーセージもヨーグルトもおいしく
食べた。

往路最後の機内食

飛行機は10時05分に到着。飛行機から外に出るのにちょっと時間がかかって
しまったけど、入国審査も空いていたし（用紙の提出なし）、私は荷物も預けて
いなかったので、すぐに外に出られた。
ついにローマだ！！

まずは目についたATMでお金をおろした。初めてのユーロ紙幣。とりあえず
50ユーロ。
ローマテルミニ行きの特急の駅（表示にしたがって渡り廊下＆エスカレーターで、
迷うことない！）へ向かい、とりあえずトイレを探した。
その後、窓口でテルミニまでの切符を購入、ことばは英語でOK。9.50ユーロだった。
トイレに行っていた間に、列車が行ってしまった。30分に1本なので、次は11時
０7分だ。

チケット売り場窓口			タバッキ（売店）

改札はないけれど、自分でホーム手前のタイムカードマシンみたいので打刻
しなければいけない。

こうして時間を打刻			ローマテルミニ行きの表示

ホームを前の方まで進み、次に入ってきた列車に乗った。
中は禁煙室もあって、扉が閉まるようになっていたので、そこにすわった。まだ
喫煙者有利な国らしい。

これがテルミニ直行特急			禁煙席
一般席

11時40分ごろテルミニ到着。

降りてからも改札はなく、勝手に出て行く。途中検察もなかったし、これでは
チケットを持ってなくても乗れてしまうのでは！？

表示をみながら地下鉄に向かった。到着ホームは29番と、はずれの方だったので
かなり歩いた。

まずはエスカレーター

地下鉄乗り場近くのタバッキ（売店）で地下鉄とバス1週間乗り放題のチケットを
買った。
地下鉄に乗るときも、自分で打刻。乗り放題チケットの場合は、最初に打刻して、
あとは職員のいる通路を通ればいいらしい。

この日はメーデーということもあり、ものすごい人出。そしてうるさい（イタリア人は
声が大きい!）。怖いので荷物とポシェットを両方抱え込むようにして歩き、地下鉄に
乗った。
地下鉄はかつてのNYの地下鉄も真っ青じゃないかというくらい、落書きだらけで
汚い。ホームも暗くて、あまりいい印象ではない。

私が降りるのは2駅めのバルベリーニ（Barberini）駅。
とりあえず外に出てみたけれど、方角がまったくわからず、うろうろした。広場と
いっても小さいのだけど、そこを中心に数本の道路が伸びているのだ。
ほとんど最後に行ってみた通りが私が行くべきトリニーテ通り（Via Del Tritone）
だった。そこをひたすら歩く。
10分以上歩いても着かないので、途中で道を聞いたら、行き過ぎていたことが
わかった。途中、マチェッリ通り（Via Due Macelli）で曲がるのを忘れていたのだ。
それから引き返して、やっと見つけたホテルはものすごく小さいホテルだった。
看板にも“Pensione”と書いてあった。
フロントでチェックインすると、朝食の時間と場所を教えてくれた。カギをくれて
「部屋は16号室、4階です」。奥にあるエレベーターへ行くと、外扉と中扉を手動で
開ける方式。サンフランシスコで住んでいたところもそうだった。ちょっと懐かしい。

『HOTEL ERDARELLI』
VIA DUE MACELLI, 28

ホテル入口			エレベーター（外見）
エレベーター（外扉を開けた図）

4階に上がると、かわいいおばあさんが待っていて、電気やトイレの説明をして
くれた。とてもきれいなわかりやすい英語だった。

部屋の様子			バスルーム

まずはシャワーを浴びた。
バスタブなしのシャワーのみなんだけど、それにしてもせまい！　男性は厳しいんじゃ
ないかな、と思うほどのせまさ。でもやっと髪も洗えて気持ちいい。

時間がもったいないので、髪を乾かしてすぐに出かけることにした。
13時半いよいよ出発！

【今日の行動メニュー】 スペイン広場　〜　トレヴィの泉　〜　テルミニ　〜　ポポロ広場＆ピンチョの丘

フロントで「ランチのおいしいところは近くにありますか」と聞いたら、「今日は休日
だからほとんど閉まっちゃってるわね。トレヴィの泉の方に行けば開いているお店が
あると思うけど」という返事。

まず目指したのはスペイン広場。ローマに着いたら一番最初にスペイン広場に行くと
決めていたのだ。
何とホテルから1本道で徒歩約5分。これはいいなあ！
途中、どんどん人が増えてきて、スペイン広場に着くとラッシュみたい！　階段も歩く
ところがないくらい、みんなが腰をおろしている。
脇の道を見ると路上にものを並べての露店がずらーっと続く。楽しい雰囲気だけど、
買おうと思うようなものは売っていなかった。

憧れのスペイン広場
船の噴水			露店の様子

それから目についたバールに入ってみた。ショーウィンドウにはパニーニ、サンドイッチ、
ピザが並ぶ。ここで簡単に食べてしまおうと考え、サラミとトマトのサンドイッチと
カプチーノを頼んだ。サンドイッチ＝2.5ユーロ、カプチーノ＝1.25ユーロ。
BARではカウンターで立って飲み食いするのが普通、と聞いていたので、イタリア人の
真似をして、その場で立って食べた。
カウンターと言っても、結局ショーウィンドーなのだ。そこで立ったまま、パンを食べ、
コーヒーを飲む・・・何となく落ち着かない。
でも店員さんが寄ってきて変な日本語と変な英語で話しかけてきたのがおかしかった。

『CARDESI』
VIA DI　PROPAGANDA 26/B

明るい雰囲気だったバール			ローマ初の食事！

とりあえずランチ終了。その後はトレヴィの泉に行ってみることにした。ここもホテルから
近いはず。
スペイン広場からは歩いて15分くらいだろうか。有名な観光地なのに路地の奥に
窮屈そうにあった。想像以上に大きい泉！　ここも人であふれていた。

トレヴィの泉			見よ、この人の多さ！

それから、バルベリーニ駅へ行って、駅の周りをちょっと見てみた。ガイドブックに
出いてた噴水がある！

蜂の噴水			トリニーテの噴水

駅の上は映画館（写真撮ればよかったな）、そしてその隣にインターネットカフェが
あった。そこに行ってみたら、日本語は読めるけど書けないという。自分でどこかの
サイトからダウンロードしてもいい、というのだけど、それはちょっと不安。見るだけ
なら2ユーロで大体30-40分とのことだった。
ちょっと迷ったけれど、とりあえずやめて地下鉄に乗ってテルミニへ。

目についたタバッキでテレフォンカードを購入。3ユーロか5ユーロということだったので、
3ユーロのにした。
実はKDDIのワールドカードというプリペイドカードを持っていて、それで家に電話
しようと思ったら、とりあえず現地のテレフォンカードを入れないとつながらないと
いうことがわかったのだ。
電話を見つけてカードを入れても、うまく行かず、よく見たら角に折り目があったので、
そこを切り取ってみた。これが正解で、やっとカードを読み取ってくれて、家にも
電話することができた。
イタリアでは電話料金はかからないので、残高3ユーロのまま。ちょっともったいない、と
思ったけれどしょうがない。

それからテルミニ内を探検。ここはショッピングモールのようになっていてお店がたくさん
入っているし、食べ物屋さんもある。
さらにホームも出入り自由なので電車を見ることもできる。

ホームのフロアに行ったらインターネットができそうなところがあった。中に入って
聞いてみると、「テレフォンカードを挿入してパソコンを使う」というシステムだそうだ。
日本で言うNTTみたいなものらしい。なんとも粋なサービスだ。
3ユーロ使わないのはもったいないので、そこでインターネットしてみることにした。
少なくとも情報収集やメールチェックはできる。ただし、hotmail、G-mail、AOLは使用
禁止だそうだ。キーボードが違うのでちょっと使いづらかったけど（クリックもわかり
づらかった）、どうにか使うことができた。

“テレフォンセンター”			パソコン

途中で両替屋を見つけた。日本円が142円くらいだったので、ちょっと両替して
おこうと10000円を両替した。単純計算で70ユーロくらいのはずなのに、戻って
きたのは54ユーロちょっと。レシートを見ると確かに日本円で10000円となっている。
そしてよーく見たら・・・手数料が17.9％となっている！　ということは10000円両替して
1790円が手数料として取られたということ！？
この両替はトラウマになりそう。当初の計画通り、クレジットカードのキャッシングか
シティバンクのキャッシュカードだけにしておくべきだった・・・これも勉強だ。
（あとで街中で「手数料ゼロ」と書いている両替屋も見かけたけど、レートはどうだか・・・）

その後はドラッグストアや本屋さんを見て、ジェラートを食べた。ジェラートはピッコロという
一番小さいサイズで2ユーロ。おいしかった！！
そしてしばらく考えてからまた地下鉄に乗ってポポロ広場へ行った。ここは地下鉄では
スペイン広場の1つ先。

ジェラート屋さん

広場はまわりを教会に囲まれていて、真ん中にはオベリスク。そしてその横には
ピンチョの丘というのがあって、そこに上るとポポロ広場を見下ろすことができる。
夕日まではちょっと時間があったけれど、夕日の時間はとてもきれいだそうだ。

ポポロ広場への門			オベリスクと双子教会
ピンチョの丘に続く階段			ポポロ広場を見下ろす

バルベリーニ広場へ戻って、裏通りなどをぶらぶら歩いてみた。どこを見てもイメージ
どおりのヨーロッパだ。

夕食はパスタ＆ピザの専門店でチェーン展開しているパスタリート・ピッツァリートと
いうレストラン（全部で何店舗あるかわからないけれど、滞在中ほかに2店舗
見かけた）に行った。
イタリアは夕食の時間が遅いらしく、18時45分ごろに入ったときには私しかいなかった。
そのせいか店員の応対もあまりいいとは言えず、オーダーしようと思ったら「ちょっと
待って」と言われ、店員はテレビでサッカー観戦。ここは中国じゃないんだよ〜。
19時を回ったころから、ぱらぱらとお客さんが入ってきて、19時半ごろにはかなり
にぎやかになった。でもみんな外国人みたいだった。というのも聞こえてくるのが
英語ばかりだったので。

『PASTARITO PIZZARITO』
VIA VITTORIO VENETO (番地不明、バルベリーニ駅近く、蜂の噴水の少し先）

店外観			店内の様子

パスタやピザは7ユーロくらいから。結局、好きな2種類のパスタを半分ずつで
9.99ユーロというのを選んだ。パスタはカルボナーラとゴルゴンゾーラ。それに
カプチーノ。サラダやデザートは予算オーバーになるので断念（ああ、貧乏人・・・）
味は普通だった。日本でもっとおいしいパスタが食べられるなあ、というのが正直な
感想。カルボナーラよりゴルゴンゾーラのパスタの方がおいしかった。
パスタと飲み物（ミネラル・ウォーター、カプチーノ）、それにサービス料でトータル
14.5ユーロ。

思ったより量があったパスタ

20時すぎに店を出たらまだ明るい。これには驚いた。とはいえ疲れていたので
まっすぐホテルに帰り、シャワーを浴びてベッドへ。

今日の万歩計：　128018歩

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Hawmay's Room

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