飛行機は17：00成田発のCA952便。大連経由北京行き。私は経由地の大連で下りることになります。
搭乗は16：35、定刻どおり17：00に飛行機は動き出しました。でも実際に飛んだのは17：20ごろ。
最初は「飛行予定は2時間10分」と言っていたのに、途中で「2時間30分」となってしまいました。
機内食は離陸後30分ほどで出たのですが、昨今の狂牛病騒動を反映してか、鶏肉、魚、日本食、の
3種類でした。
着陸は定刻（18：50）を少し過ぎた19：05。結局3時間以上かかったことになります。
到着の時に外の気温はマイナス1度というアナウンスがありました。夜の7時にマイナス1度なら
心配ない、と思いました。
入国審査も荷物の引き取りも税関もスムーズでした。
市内までの交通費、と思い、10米ドルを両替。「これだけ？」という顔をされましたが、82元ゲット。
一番心配していたのは、空港から市内までの交通でした。どうもタクシーで行くのが一番よいらしく、ただ、
去年来た友人は少しぼられたようで、ビクビク・・・。市内まで約30元と聞いていたので、乗る前に確認、と
思っていました。
ところが税関から一歩外に出ると「民航シャトルバン・チケット売り場」のカウンターが目に入りました。
空港と市内を結ぶシャトルです。しかも「5元」の文字！ これはラッキー、とカウンターへ行きました。
ところが、ここでの会話はシャトルバンのチケットカウンターとは思えない会話でした。
「どこに行きたいの？」
「ラマダホテルです」
「ああ、昔のホリデーインね。もう予約してるの？」
「はい」
「それより、こっちの方が4つ星で新しくて安いのよ」（と地図上の別のホテルを指す）
「でも予約してるし、お金も払ってますから」
「そう、お金払っちゃったの・・・。どこ？ ラマダね。ちょっと待って」（と横のおじさんに話しかける）
よく見るとこのカウンター、右側はみんなホテルの受付カウンター。おじさんに「この人、もうラマダに
予約しちゃってるんだって。ラマダの人、いたっけ？」（2人で見回したがいないらしい）
「じゃ、とりあえず、外にいる車に乗って」
外を見ると「民航班車」と書いた小型バンが止まっていました。
車のところへ行って、そこにいるおじさんにラマダに行きたい、と 告げると、ホテルの前には
止まらないけど、とおりの向い側に止まるから、と教えてくれました。
チケットを買っていない、と言うと、チケット売りのお姉さんがやってきて、5元と引き換えに、やけに
立派なチケットをくれました。
乗客は3人。前の席のおじさんが「どこに泊まるんだ？ 日本人か？ 日本はどう？」など、少し
話しかけてきました。
車は約20分走り、市内へ。とてもきれいにライトアップされた広場があり、どこだろう、と思っていたら、
前の席のおじさんが「中山広場だよ。きれいだろう。それが大連賓館。向こう側から写真を撮ると
いいよ」と教えてくれました。
そしておじさんと、もうひとりの乗客は間もなく北方大酒店で下りていきました。
※「北方大酒店」のアルファベット表記が「NORINCO HOTEL」となっていたけど、何語・・・？
さて、ここでまた不思議なできごと。
運転手が「ラマダホテルに行くのかい？」と聞いてきたのです。
「はい」（そう言ったじゃーん！）
「予約はしてあるのかい？」
「はい」
「いくらだった？ 400元くらい？」
「たぶん・・・。日本で払ったからよくわかりませんけど」
「もうひとつ、新しい4つ星のホテルがあって、300元台で泊まれるんだよ。見てみるか？」
「でも、もうお金を払っちゃったから今からホテルを替えることはできません」
「そうか・・・」
それから運転手はどこかへ電話して、そして車はまた走り出しました。
結局、私だけだったおかげで、ホテルの入り口につけてくれました。
それにしても、みんな商魂たくましい。紹介するとマージンが入るのでしょうね。
ホテルでは日本で発行されたクーポンを見せるとすぐにわかってくれ、しかもフロントの人は
日本語で応対してくれました。
フロントで宿泊の保証金、と言われ、いくらか聞いたら「1日300元です」とのこと。
ビックリしましたが、とりあえずクレジットカードを控えてもらってOK。
そして、ホテルの入り口でベルボーイに渡した荷物はすぐに部屋に持って行かせますとのこと。
部屋は1414室。中はすごく広くて感激！
すぐにベルボーイが荷物を持ってきてくれたのだけど、この人も日本語ができる！
ドアのチャイムが鳴り、ドアのところへ行くと「お荷物をお持ちしました」荷物を置く場所を聞くのも
出て行くときのあいさつもすべて流暢な日本語でした。
もう8時半になっていたし、初めての街でいきなり夜、出歩くのも、と思い、部屋でのんびりテレビを
見て過ごすことにしました。
テレビもNHK、CNN、韓国、フランス、などなど、各国のテレビが入っていました。何かおもしろい
中国ドラマでもやっていてくれたらよかったのに、何もなくて、結局、MTVを見つづけていました。
半分は洋楽。でも、台湾の新しい歌も結構聴けたのでうれしかったです。
明日から本格始動。
空港からホテルまでの車から見た町並みは評判どおり本当にきれいで、明日の街歩きが
楽しみです。
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