★2007年2月4日（日）

昨日遅かったのに、朝7時に起きた。まだ眠い・・・

とりあえずチェックアウトできるように支度をしてから朝食へ。

レストラン入口		朝食

朝食後部屋に戻ると、ちょうど掃除をしているところだった。早い！
洗面所を使わせてもらってから、荷物をとってチェックアウトした。

チェックアウト後、荷物を預けて（前回学んだとおりPCは別にセーフティボックスへ）、
やっと外出。

まずタクシーで水上公園にある動物園へ。かなり遠かった。
水上公園は留学したばかりのころ、まだ中国語もできないのにクラスの韓国人たちと
10人くらいで行ったことがあるだけだ。
動物園はかなり奥だった記憶がある（その時パンダは寝ていた）けど、広い水上公園、
入り口が1つのわけがなかった。
ちゃんと動物園側の入り口があるのだ。そちらにタクシーをつけてもった。

動物園入口		パンダ館
寝てる・・・		ちょっと立ったけど・・・
レッサーパンダは起きていた		きのこ？

9時に到着して中に入るとやっぱり広い！　
案内板は少ないし、人もほとんどいないし、まいってしまう。
15分くらい歩いてやっとパンダ館に着いたけれど、もう寝ていた。残念。
名残惜しいけど、こうなったら当分起きないのがパンダ、あきらめた。

それにしてもこの周りにはほとんど動物がいないし、トイレもない。
やっと見つけたトイレはすごく汚かったけど、しょうがない、と思って近寄ると、
閉鎖されていた・・・
そういえば、昔来た時に韓国人の女の子が水上公園のトイレに衝撃を受けて、入らな
かったことを思い出した。今では貴重な昔ながらのトイレだったかもしれない。

トイレもあきらめて出口に向かった。
こんな無意味な行動だけで、すでに45分経過。無駄に広いなあ。
そして日曜日だというのに数人にしか出会わなかった。これは何とかしたほうがいいと
思うな。

今回は時間が貴重なので、バスに乗ることは考えず、またまたタクシーを拾い、
古文化街へ向かった。
いつも自転車で行っていたよ。窓から見る風景は見覚えのあるものないもの、不思議な
気持ちだった。
前回来た時は、古文化街に寄れなかったけれど、その時は取り壊して工事している
最中だった。そんな古文化街も見てみたかったんだけど、今ではすっかりきれいに
建て直されているわけだ。
全体にきれいになっていたけれど、雰囲気は昔のままだ。
お店の場所もそのままの場所に入れたのかな。記憶にある店は元の場所にあった。
おみやげに泥人形を買った。

古文化街入口		きれいになった古文化街
古文化街もお正月モード
買った泥人形

真ん中の広場みたいなところでは飴細工の露店が出ていて見事な細工を作っていた。
すごいなあ！

飴細工　その1
飴細工　その2

ひととおり歩いて反対側に抜けると、目の前に綿菓子の屋台があった。
日本ではもうずーっと食べていないけれど、食べてみることにした。
おいしかった。

綿菓子（2元）

その前の広場には本物の戦車が置いてあった。恐ろしい。
そこからちょっと歩くと、昨夜来たガラスの橋があった。
昼間歩いてみようと渡ってみた。
本当に下が透けて見えて怖い。
高いところが苦手な人はダメだろうな。

本物の戦車！
ガラスの橋		上から覗くと・・・
凍った川で釣り		橋から見た古文化街

それから古文化街が改築されているころ、古文化街の代わりを担っていたはずの
鼓楼まで行ってみることにした。
歩ける距離だ。

途中、新安広場（ショッピングモール）に北京オリンピックグッズのお店があった
のでまた寄って、ストラップを買ってしまった。

鼓楼は古いまま。古文化街と似た感じだったけれど、人はそれほど多くなかった。
鼓楼の片隅で羊肉串を焼いて売っているのを見つけたので買って食べた。
屋台に毛が生えたような店もいくつもあったけれど、ちょっと入るには躊躇して
しまった。

鼓楼
羊肉串

ここからRYFに電話をして、迎えに来てくれることを確認した。
15時ちょっと前にホテルで待ち合わせすることになった。

それから鼓楼の入り口にあるレストランで食事した。
鍋蹋里脊なんて珍しいメニューを見つけたので頼んでしまった。
本当に食べたいのは中が豆腐のやつなんだけど、この際豚肉でもOK。
量が多く、味も濃かったので全部は食べられなかった。

『富来美食坊』
南開区鼓楼南街84号

店外観		お料理（17元）

その次は和平路を見に行こうと思って、タクシーに乗って、通りの名前を言った。
そしてタクシーが止まったところは、間違いじゃないかと思うほど、全然様子が
変わっていた。
噂に聞いていた大きなデパート（ショッピングセンター？）があって、そこが
繁華街としての和平路の終着点だった。
私が留学中に和平路はきれいになって、ライトアップしたりしてその前までと
全然違う通りになっていたんだけど、さらに変わってしまっていて、本当に
知らない街だった。
きょろきょろしながら歩き出すと、中国初の外資系シネコン（とどこかに書いて
あった）も発見。
結構人が入っていっていた。
濱江道とぶつかったところで、角にあったホテルがなくなっていたり、やっぱり
様子が違っていた。
なくなっている建物も多い。
濱江道で曲がらずに和平路を最後まで行って、タクシーを拾ってホテルに戻った。

和平路

14時45分、ほとんど同時にRYFも到着し、預けていた荷物を引き取って、RYFの
車に乗り込んだ。

天津駅は改築のため閉鎖中で、少し離れたところに臨時駅があるらしいけれど、
臨時駅の周りはあまり整備されていないし、あまり勧められない、と言われた。

天津駅裏から北京行きのきれいなバスが出ているとインターネットで見ていたので
そちらに行ってみることにした。
建物の裏に車を止めると、どこからともなくおじさんが出てきて「駐車料金」を
請求してきた。
自転車の駐輪場と同じだ。
「30分くらい」とRYFは言って、何元か払っていた。

荷物を持ってもらって（助かった！）、駅の裏へ回ってみた。
初めて行くけれど、階段を上がると線路を渡る橋があり、線路を見下ろし、まだ
なんとなく残っている天津駅のホームを見下ろし、歩いていった。
反対側で階段を下りると、そこは瓦礫の山と言った感じで、とてもバスが来るとは
思えない。
RYFが近くの人に聞いてくれたところによると、ここもすべて引き払わされ、
バスターミナルももうないという。

仕方がないので、臨時駅に行って列車に乗ろうかという話になり、また来た道を
戻った。
途中、「車はどうだ」と白タクの客引きがたくさん。
そのたびにRYFは「自分の車があるよ」と答えていた。

橋を渡り終わったところで別の客引きが「北京行きのバスがある」と言ってきた。
バスを見るときれいなバスだった。25元だという。
ところが発車時間があいまいで、20分後、と言ったものの、バスには数人しか
乗っていないし、RYFが何度も確認すると「20分は保証できるわけじゃない」とか
「乗ってみて発車しなかったら返金するから降りればいい」とかいい加減。
「このバスは満員になるまで発車しないし、この乗客数を見ると1時間か2時間
待つことになりかねない」とRYFが言うので、このバスはやめることにした。

車に戻って、天津駅を出て少し走ったところで、駅構内の郵便局の前あたりに
RYFがバスを見つけた。
それは私が乗ろうと思って調べていたのと同じバス会社の名前が書いてあった。
「あれは大丈夫だ」とバスの近くに車をつけてくれた。
チケット売り場に行くと「もうすぐ発車であと2席しか残っていない」という。
急いでチケットを買って、バスに乗り込んだ。
荷物はずっとRYFが持ってくれて、バスに乗るところまで面倒みてくれたの
本当に助かった。

そして15時半、すぐに出発だ。よかった。
でもバスの中は暖房がききすぎて暑くて暑くて気持ち悪くなるし、頭痛はするし、
ずっと寝ていた。

寝る前に、RYFにお礼のメール、北京にいる日本人の友人Aさんにも出発したと
いう連絡のメールを入れた。
しばらくして、寝ているときにメールが鳴ったので見てみると、電話会社から
「北京へようこそ」というメールだった。北京が管理するエリアに入ったらしい。
さらに「北京の天気」のお知らせまで送られてきた。
すごいサービスだ。

17時15分、北京の趙公口に着いた。ここがどこなのかあまりよくわかっていない。
もっとちゃんと周りのことや乗り継ぎを調べておけばよかった。後悔先に立たず。

バスを降りるといっせいに客引きが寄ってくる。白タクだ。
それを避けて表の通りに出たけれど、また客引きが寄ってきた。そばに普通の
タクシーが止まっていたので、そのタクシーの運転手かと思って気を許したのが
運のつき。
荷物を持たれてしまって、「車はあっち」と少し離れた空き地へ向かい、そこに
止まっていた普通の乗用車に荷物を乗せた。
荷物を自分で持っていれば「乗らない」といえたけど、人質を取られたようなもの
だった。
「ホテルまで60元」と言われたので「それはありえない。空港からだってそんなに
かからない」と言ったのだけど、「途中で渋滞とかがあってもそれ以上は取らない。
途中の道を見ればわかる」とか言われてしまった。
土地勘がないのも痛かった。後で地図を見ると全然遠くない。
ホテルには渋滞もなく20分くらいで着いてしまった。
「渋滞しなかったじゃない」と車を降りる前に値引き交渉をしたけど、「60元と
決めて走ったんだから」と向こうも譲らない。
現金を持っていなければよかったなあ。
結局60元払って車を降りた。
もう二度とだまされないぞ～。
そして、たくさん旅をしていろんな人に出会って、でもそれは時間がたてば相手が
どんな人だったか雰囲気以外は思い出せないものだけど、この運転手の顔だけは
本当に忘れない。はっきりと覚えているのだ。被害者と言うのはそういうものなの
かもしれない。

ホテルは前回と同じ新僑飯店。
チェックインではフロントが新人で、中国人なまりの英語だったから何を言って
いるのか全然わからなかった。中国語でいいのに、外国人になると英語になって
しまう。隣についていた先輩の人が、もう一度言い直してくれて、その英語は
ちゃんとわかった。
そして重い荷物を持って4階へ。
前回、禁煙ルームのリクエストをしてなかったので、部屋がすごく臭くて辟易した
ので、今回はしっかりリクエストしておいた。
エレベーターを降りると、部屋どころか、フロアが禁煙だった。素晴らしい。
中国人の意識もずいぶん変わってきているようだ。

禁煙フロア表示

と、喜んだのもつかの間。
部屋に着いて鍵をさしてもドアが開かない。何度やっても赤いライトがついて
しまう。
廊下にはだれもいないし、仕方がないので、また荷物を持ってフロントへ降り、
カードキーを再入力してもらった。
そして4階へ上がり、部屋へ行き、鍵をさしたけれど、やっぱりダメだった。
疲れているのに・・・。部屋結構奥で、はエレベーターから近くないのだ。
しょうがないからまたフロントへ降りて説明した。
フロントの人は今度はどこかに電話をして鍵を開けるように言ってくれ、私には
「部屋の前で待って」と言う。
上に上がって部屋の前にいると、しばらくして部屋の係りの人が来てスペアキーを
使って開けようとした。
ところがこのスペアキーでも開かない！
私の鍵も渡して、両方で何度かやっていたら、何度目かわからないうちについに
開いた。スペアキーでやった時だった。
よかったー。
その係りの人に「この鍵はどうなるの？」と自分の鍵を指して言うと、「それじゃ
開かない」と言う。「じゃあ、出かけて帰ってきたときはどうしたらいいの？」と
聞くと「出かけるの？」と言うではないか。
まだ夕方6時前だよ。友だちがいなくても食事には行くだろう。と思ったけど、
口には出さず「出かける」と言うと、「その時はまた言ってくれれば開けに来る」
だって。

やっと部屋に入って、Aさんに電話した。
RYFにも電話して無事に北京に着いた報告と天津でのお礼を言った。
荷物整理をしているうちにAさんがロビーに着いたと電話をくれた。思ったより
早かった。
あわてて飛び出そうとして、Aさんに買ってきたものを持っていくのを忘れそうに
なった。

部屋のテーブルにも！		部屋の様子
部屋の様子		洗面所

ロビーで久しぶりの再会をした。北京で会うなんて信じられない。不思議な気持ち。
Aさんが北京で買ったというレストランガイドのようなものを見て、どこに行くか考えた。
私は建外SOHOに行ったことがなかったので、そこに行くことになった。
ところが、行くつもりだったレストランはなくなっていて（やっぱり変化は早い）、結局
国貿ビルへ。
建外SOHOの敷地も広いし、通りを隔てた国貿ビルも広いし、北京で歩くのは本当に
大変だ。
国貿ビルの中にあるおしゃれな四川料理のレストランで夕食。
辛いけどおいしかった。
そしてお約束のタカノツメをおみやげ持ち帰り。

『俏江南』
朝陽阳区中国国際貿易中心大厦西楼二層

おしゃれなお店！
お皿もおしゃれ		お料理
お料理

※おごってもらったため値段は不明

このとき、Aさんに「携帯電話の呼び出し音、何か設定した？」と聞かれた。
もちろん何もやるはずはない。よくわからないし。
そうしたら、Aさんが私の電話に電話をかけて、自分の電話から流れる呼び出し音を
聞かせてくれた。
「マイアヒ～」だった。電話会社が勝手にやっているんだなあ。これもサービス？
そういえば、前回か前前回に来たとき、北京在住のMちゃんに電話した時に
やっぱり音楽が流れてきて、「これじゃあ何回呼び出したかわからないな」と
思った覚えがある。
その時には確認しなかってけど、あれもMちゃんが設定したわけではなく、電話
会社の設定だったのかもね。

食後は最近はやっているという新しい夜遊びスポット（？）南銅鼓巷に行くことに
なった。
私がほとんど行ったことのない、北の方のまだ胡同が残るエリアで、タクシーを
降りて少し行くとあまり広くない通りの両側にぽつぽつとおしゃれな店（主に
カフェやバー）が並んでいた。
この通りに日本人がやっているカフェがあり、手作りの杏仁豆腐がおいしいと
評判だそうだ。
思ったよりも表通りから遠く、「もうないかも」と思ったころに行き当たった。
小さいカフェで、2階に上がると、そこは屋根裏の様子。
ちゃぶ台（！）に座布団なので、靴を脱いであがり、家でくつろぐ気分で杏仁豆腐と、
お手製ジンジャエール（これは本当にショウガから作るそうだ）を頼んだ。
おいしかった。

『caffe il sole』
北京市東城区南鑼鼓巷79号
（※移転したようです。）

屋根裏！		ジンジャエールと杏仁豆腐（50元）
お店外観

22時半すぎにお店を出て、通りのカフェを覗き込みながら（行ってみたい店が
たくさん！＝暗くて写真はうまく撮れなかった）表通りに出て、タクシーに乗って私は
ホテルへ、Aさんはアパートへ帰った。
Aさん、次に会うときは東京だ・・・楽しいひとときだった！

懸案の鍵だけど、なぜか今度は一回で開いた！　よかった！！

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『旅ゆけば・・・』
Hawmay's Room