★2007年2月2日（金）

今回も横浜からちょうどいいNEXがなかったので、東京駅まで行って、東京駅から
NEXに乗った。前々回の教訓を生かし、ちゃんと切符は確かめた。
東京駅7時半発。
電車に乗ると、車両の半分は誰もすわってないのに、こちら側半分はぎっしり。
端から席を割り振ったのかしら？　幸い隣の人が途中で空いた席に移ってくれた。
8時40分に成田空港第1ターミナルに到着。

南ウィングが完成してから初めて来た。何だかだだっ広くてわかりにくかった。
ここはスターアライアンスの航空会社すべてのチェックインができるらしい。
よくわからずに近くのカウンターに行ったら「エコノミーは中央です」と言われてしまった。
かなり距離がある。
並んでいると、カウンターではなく、その横にある自動チェックインの機械のところに
呼ばれ、教えてもらいながら自分でチェックインした。
eチケットなんだけど、いつ、どの段階で私の予約が認識されたのか不思議だった。
パスポートをスキャンさせたけど、それで名前が合致したのだろうか。
この時、画面で見える席はあと3つしかなかった。
左窓側、右窓側、真ん中へん。
右窓側を取ろうとしたら、タッチの差で席を取られてしまったので左窓側にした。
預ける荷物もないのでこれで終了。簡単だ。
でもチケットはただ文字が印刷されているだけの地味なものだった。ちょっと寂しい。
それから朝食、北京の友だちに頼まれた雑誌などを買ってから出国手続きをした。

10時10分搭乗開始。
10時35分に動き出したが、なかなか離陸できず、その間に寝てしまった。
11時ごろ離陸し、機長あいさつの時に「左に富士山が見えます」と言ってくれたので、
窓から見たら、きれいに富士山が見えた！
右の席がとれていたら見えないところだった。ラッキー！

富士山！
機内食

離陸が遅れたわりに着陸は早まり、13時20分。
飛行機を降りるまで時間がかかり、さらに入国審査も外国人側がすごく混んでいて、
外に出るのがちょっと遅くなった。
ATMで現金を調達。前回と違って、今回はちゃんとおろせた。よかった。

外に出ると、天津行きのバス乗り場があるはずの向かいのビルがなくなっていた！
北京市内行きのバスのチケットを売っているところで、「天津行きのバスは？」と
聞くと、「一番向こうの●番出口の前」と教えてくれた（何番出口だったか忘れた・・・）。
北京市内行きバスが並ぶ一番奥に、同じように天津行きのバスが止まっていた。
その手前にチケット売り場。70元は変わらない。
バスに乗ると2~3人しか乗っていなかった。
時間を見ると14時05分。前のバスが出たばかりなのか。
一応30分ごとに発車のはずなので次は14時半だろうと、席にすわって待った。
どんどん乗ってくる人がいるのでビックリ。需要があるのだなあ。

天津行きバス＆切符売場

面白いのはいったん乗ってから、下の係りの人に言ってどこかへ行く人の多いこと！
用事は乗る前にすませておけよ〜、と思った。
私は右の窓側に座っていたので、会話が聞こえてきた。
1人の人は「あと5分しかないよ！」と言われても「そこまで行ってすぐ戻るから」と
駆けていった。戻ったときはビニール袋をぶら下げていたので買物だったらしい。

また、いつまでも荷物を積まないでおしゃべりしている係員にもちょっと首をかしげて
しまったのだけど、出発の段になってわかった。
途中で降りたい人の荷物を通路に置くのだ。席が埋まったところで、係員が数個の
スーツケースを持ち上げていた。

結局14時45分ごろの出発となった。
バスの中は映画（ハリウッド映画）が流れ、運転手のクラクション、さらには前の席の
人と運転手の話し声でうるさかったけれど、半分くらいはうとうとしていた。

1時間くらいたったところでバスが止まった。周りに何かありそうでもないし、運転手が
トイレに行きたくなったのかな、と思った（中国では時々ある）。
運転手は車を降りると、そこにいた人のところに行って何か話している。
聞こえたのは「道を間違えちゃった！」
空港からのリムジンバスで道を間違えるなんて考えられない！
戻り方と、その後の高速の乗り方を聞いているのだった。

バスをUターンさせて進んでいく。乗るべき高速の下をくぐると周りの人たちが「ああ、
行き過ぎちゃった。高速に乗れないぞ」と口々に言う。
しばらく行くと、運転手はまたバスを止めて、近くに止まっていたトラックの運転手に
どこから高速に乗れるか聞いていた。
またまた恥ずかしげもなく「道を間違えちゃって」と言っている。
プロなのに・・・
とはいえ、ほどなくして無事に“天津”と書かれた標識のある高速に乗ることができた。

さらに途中、5回くらいストップして途中下車の人たちを降ろした。実はこの時にさっきの
荷物の謎が解けたのだ。
通路に置いた荷物は最初に降りる人たちのものだった。

どういう基準でストップするかわからないのだけど、途中で「XXだけど降りる人いる？」と
聞いて「いまーす！」と答えると止まる場合と、運転手に交渉して止めてもらう場合が
あるようだ。
1人は交渉不成立で「もうすぐ終点だからそこまで待て」と言われていた。終点まで
それほど近くはなかったのだけど。
実は私もホテルのすぐ横の交差点（懐かしや！　留学時代、自転車の2人乗りで友だちが
罰金を取られた交差点）でバスが止まったので、ここで降ろしてもらえたら・・・と思った
ものだ。
もちろん終点まで乗っていったけど。

終点（南京路）に着いたのは17時15分すぎ。やっぱり予定を大幅に過ぎている・・・
2時間半もかかったのは初めてじゃないか。
それからタクシーでホテルへ向かった。初乗り運賃＝8元だった。

ホテルは以前にも泊まったことのある、天津の老舗ホテル“利順達飯店”（アスター・
ホテル）。
チェックインのときに、日本のエージェントからもらったクーポンを出すと、係りの人は
英語になった。（外国人には英語という方程式ができあがっているらしい。日本も
そうだけど）
予約のときにリクエストしておいたのだけど、確認したらちゃんとノースモーキング
ルームをとっていてくれた。よかった！

荷物をおいてから部屋をチェックした。
前にはなかったけれど、壁にLANの差込口があり、引き出しの中にLANケーブルが
あった。ブロードバンドでネットが使える。
ドライヤーは探すのに手間取った。前の記憶では部屋の机の引き出しだったように
思うけど、今回は洗面台に引き出しがあって、そこに入っていた。

ホテル外観		禁煙ルームの表示
部屋の中
洗面台

到着したことを、“花嫁”に知らせようと、電話してみたけれど出なかった。
それからこの日に会う約束をしていた別の友達（LHX）に電話をして、家の場所を
確認した。
私はまだ携帯がないので、団地の入り口からもう一度電話することにした。
来ることを知らせていない、別の友達（RYF）にも電話してみたけれど、やっぱり
出なかった。

荷物をちょっと整理して、外へ出た。
思ったほど寒くない。

タクシーを拾って、LHXがその団地の名前を言えば大丈夫というので、言ってみたけど
わかってくれたかどうか。そこでとりあえず、区と通りの名前を言って、行ってもらった。
私は行ったことのない地域で、ほとんど天津市横断という感じだった。
知っているような景色から知らない景色へ、外を見ているのも楽しかったし、いろいろ
通りの名前なども思い出し、頭に地図が浮かんできた。

目的の通りに入ったところで、運転手さんが「右側、左側？」と聞くので、「知らない」と
答えたら驚かれた。来たことがあると思ったそうで、運転手さんはやっぱり知らなかった。
住所と団地の名前があったからよかった。
親切なことに、運転手さんは車を降りて、道を聞いてくれて、やっと解明された。
建物の番号、入り口の番号、部屋番号がわかっていたので、運転手さん、団地の中まで
入ってくれて、建物の前で止めてくれた。
30分以上かかってしまったけれど、無事に到着。

部屋は4階なんだけど、階段が暗くて電気のスイッチも見つからない。
私が以前住んでいたアパートは人が通ると反応して1~2分電気がつくという仕組みだった
けど、ここはそれもなく、暗いまま上に上がった。怖かった。
上の方から私を呼ぶ声がした。4階に近づくと電気がついてホッとした。
音に反応して電気がつくそうだ。なので声を出すか、足音を鳴らすかしなければいけない
らしい。

中に入ると広くてきれいだった。広いリビングにダイニングキッチン、バス、トイレ、
奥に寝室が2つ。自分たちで買ったというから大したものだ。
本当は、だんなさんが夕飯を作ってくれることになっていて、食材もたくさん用意した
のに急な残業で帰れなくなってしまったという。会ってみたかったので残念。
子どもは3歳の男の子。ちょっと生意気、かな。よくしゃべる。
しばらくおしゃべりしていて、夕飯をどうしようかという話になり、何かとって食べよう、
とメニューを出したが、子どもが外に食べに行きたい、と言い張って、結局外に行く
ことになった。

レストラン（陽春美食園）はバスで3停留所くらいいったところ。今は天津のバスも
ICカードで小銭がいらない。
私の分もカードに読ませてくれたので助かった。

時々来るというレストランは結構混んでいた。
中国人はどういうものを注文するのか、楽しみにして、私はメニューに口を出さない
ことにした。でないと、いつも同じものばかり食べることになっちゃうから。
ところが、彼女は決められない。メニューも見られない。
いつもだんなさんが見て決めて、出てきたものを食べるからわからないという。
でも実際は食べているんだから、それが何なのか知っているはず・・・なのに、
知らないと言う。
挙句の果てに、だんなさんに電話して「注文できないんだけど〜」と言ってアドバイスを
もらう始末。これにはビックリ。
学生時代の彼女は、自分で何でも決めてがんがん突き進んでいくタイプの人だった
のに、料理もできなければ、レストランで注文することもできないなんて。
留学中に大学の中国人食堂に連れて行ってくれた時は、次々と注文してくれたん
だけど・・・
結局ずいぶん時間をかけて選んだのは、魚香鶏絲、家熬帯魚、松仁玉米、鍋仔羅波
全貝。
さらに驚いたのは飲み物は持ち込みで、持ってきたものを飲んでいたこと。

陽春美食園
南開区通江路

食べたもの

※すべておごってもらったので、値段は不明。

帰りもバスでLHXの家へ行き、またしばらくおしゃべりした。
子どもが歌ったり踊ったり、英語まで披露してくれてびっくり。
途中で電話を借りて、明日の新婦である友人へ電話して、到着したことを報告。さらに、
会場の詳しい場所を聞いた。

22時15分ごろLHXの家を出て、タクシーでホテルへ。帰りは道も空いていて20分くらいで
着いた。
22時半になってしまったけど、もう一人の友だちRYFに電話をした。
言っていなかったのに、夕方にかけた電話の着信記録でピンと来たらしく、すぐに私だと
わかってくれた。
そして明日の夜、会うことになった。連絡がとれてよかった。

その後、入浴＆荷物整理。パソコンもテーブルにあったLANケーブルでつなげてみた。
少し遅いけれど無事につながった。よかった。

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