場所 ： 天津市体育館
5月2日、ふらふらと天津の町を歩いていたときのこと。
本屋さんの前を通ったら、黄色い大きい紙に「孫楠・謝雨欣演唱会入場券
当店にて発売中」というようなことが書かれているのを見かけました。
料金は200元から60元まで。これは大変！
というわけで、チケットの衝動買いをしてしまいました。200元の席です。
「3列目と8列目、どっちがいい？」って、それは3列目に決まってますね。
ほんの10日後のことなので、何だかまだ信じられません。
今もっとも生で聴きたい歌手だったので、本当に感激でした。
＜なんの面白みもないチケット。体育館の入場券だ・・・＞
会場の天津市体育館は昨年世界体操大会を見た、あの会場です。
興奮よ、再び！
それにしても、サイン会に行っただけで舞いあがっていたのにコンサートが
見られるなんて、本当になんて幸運なんでしょう！！
そして、謝雨欣という人は知らないので、これまた楽しみです。
私の好みの歌手ならいいな、と思います。
＜コードが顔にかかってしまっているところはご愛嬌（^ ^;）＞
では、コンサートのご報告です。
孫楠の歌を生で聴けたのは本当に幸せなことでしたが、コンサートの構成と
しては不満が残りました。
まず、無名歌手数人とダンサーが出てきてオープニング。
その後も無名の歌手が入れ替わり立ち代わり1、2曲ずつ歌い、またその合間に
ダンス・・・。バレエのようなダンスあり、ミュージカルのようなダンスあり・・・。
始まってから1時間ほどしてやっと、今日のメインの1人である謝雨欣が出てきました。
とっても元気なかわいらしい人でした。彼女は4曲歌って退場。
まさかこれだけ・・・？ と思ったら、本当に司会の人が出てきて孫楠の紹介を
始めたのです。
彼女もメインのはずなのに・・・。2人のコンサートのはずなのに・・・。
ここですでにイヤな予感・・・。
実は私の席は前から3番目でしたが、ステージの後ろ側。体育館なので、私の
正面が正面だったのです。
さすが、孫楠の人気はすごかったです。拍手だけでなく、足を踏み鳴らす人も
たくさんいました。
だから孫楠も出てきたときはしばらくこちらに背中を向けて歌っていました。
1曲目はイ尓快回来。誰が歌っているかも知らずにドラマを見ていた日々を思い出す
と感無量。あの歌を目の前で聴けるなんて・・・！
そんな感慨にふけっていた時に、孫楠がこちらに向きを変えました。
ああ、やっぱり孫楠・・・！
歌のあと、また天津に来られてうれしい、とか、みんなが喜んでくれてホッとした、とか、
そんなあいさつをしました。
その後に恐らく曲の紹介をしたのだと思うのですが、残念ながらこの部分は聞き取れず、
そして歌った歌は初めて聴く曲でした。
2曲目が終わったあと、去年の映画の話を始めました。というのも、去年、「没完没了」という
映画の主題歌を那英とデュエットしたのです。
もちろん那英はいないので（前日、同じ場所で行われた大型コンサートに出演）、先に
歌っていた江浜という女の子を呼んでデュエットしました。題名は映画と同様、没完没了。
最初は江浜の声量が孫楠に及ばず、心配になりましたが、段々調子をあげてきて、無事に
大役を務め上げていました。
次の歌はリズミカルな無處不在。孫楠はダンスまで披露してくれて驚くやらうれしいやら。
会場もとっても盛り上がりました。
この曲を歌い終わると、またきっと会いましょう、というあいさつ。「不見不散」を歌うことは
明らかです。「不見不散」というのは待ち合わせなどの時に来るまで待っています、という
決り文句なのです。そして、孫楠は「じゃ、ボクはこれで・・・」と舞台を去るふりをしました。
ここで観客は「行かないで！」と叫びます。何となくお決まりの進行ですね。
そして不見不散を「みんなも一緒に歌って」と言いながら歌い始めました。
全部を一緒に歌う人はいませんでしたが、サビの部分は私も含めて、たくさんの人が一緒に
歌っていました。
歌い終わるとなんと、本当に孫楠は去って行きました。
5曲・・・そんなバカな・・・って感じです。
体操の時もそうでしたが、中国人はあきらめもよく、アンコールを叫ぶこともなく帰り支度。
私はちょっとがっかりしながら席を立ちました。
でも会場を出るまでに前で後ろで横で、孫楠の歌を口ずさむ人が多かったです。
みんな満足していたようですね。
曲目 ： イ尓快回来
（不明）
没完没了
無處不在
不見不散
孫楠アルバム紹介
孫楠サイン会
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