買物事情(1999年10月2日--天津滞在30日め)


今回は食べ物の次にリクエストの多かった「買い物事情」について書こうと思います。
とはいえ何を書いていいのやら・・・

とりあえず、天津では何でも買えます。
来る前に、メーリングリストや知り合いになった在住の方から「何でもある」と聞いてはいましたが、
本当に買えないものはないくらい。これには驚きです。
「××はあるの?」「○○はいくらぐらい?」など、聞いてくれれば、お答えします。

買い物は市場にある小さな商店でもできます。
そういうところは1回行けば顔を覚えていてくれて通りかかると声をかけてくれます。
それでもまだ言葉の不自由な今の段階で便利なのはスーパーマーケット(超級市場)です。
ほとんどのスーパーは入り口に「存包処」というのがあって、
バッグやほかの店で買ったものを預けます。
存包処がないスーパーでは通路ごと(と言ってもそういう店はそれほど広くない)に
店員が立っていてお客の一挙手一投足を見てる、って感じです。
まあ、万引き防止なんでしょうね。

地元の人にも留学生にも大人気でいつも混んでいる大きなスーパーは家楽福(じゃらふ)です。
カーフォー(Carerfour)というフランスのスーパーの支店らしいです。
家楽福に行けばないものはない、というくらい何でも売ってます。
欧米の商品も多いので選択の幅が広がります。
ちょっと高めのものもありますが、ほとんどはほかのお店と変わりません。
家楽福はレジで値段がわからないときはローラースケートをはいた店員がさーっと来て値段を見に行きます。
混んでいるときはこれがじれったくてイヤになるんですが・・・。
家楽福では野菜や果物を自分で選んでとってビニールに入れて、
はかりのあるカウンターに持って行くと、グラムを量ってくれて、値段の書いてあるシールを貼る、
という仕組みで、これは中国にしては画期的だと思います。
値切ることはできないけれど、好きなものを好きなだけ買えるのでうれしいです。

洋服は洋服屋さんがたくさん集まっている通りがあり、そこはなかなかファッショナブルです。
洋服屋さん中心のデパートも数多くあり、見ていて楽しいです。
日本と比べればずっと値段も安いので、帰るときにはここでスーツを買って帰ろう、と友人たちと話しています。
もっともいいモノはやはり高くて、日本円に直してもセーターだけで1万円近いものがあったりします。
Tシャツ、トレーナー類で30元から100元。ジーンズは150元前後。
フリースのブルゾンが200元から300元。ウールのコートは500元から1000元。
この辺が一般のお店の値段ですね。

私の一番の趣味である音楽ですが、こちらで売っている中華系のポップスは台湾の歌手が中心です。
また、日本のものも売っていますし、欧米のももちろんあります。
CDはまだあまり普及していないようで、カセットが中心です。
CDはあっても海賊盤が多いようですね。
先日、1枚買いましたが、ジャケットには17曲のタイトルが並んでいたのに、
かけてみたら14曲しか入っていませんでした。
カセットは海賊盤と正規盤とどちらもあります。
知っている歌手の知っているアルバムなら正規盤かどうか、
判断の基準はとりあえずありますが、全然知らない人のは不安ですね。
CDは12元、カセットは9.8元が中心です。

そうそう、きのう、今日と郵便局の前はすごい人だかりでした。
中国人は切手収集が好きみたいで、昨日の国慶節の消印つき記念切手を買う人たちでした。
郵便局の中には「集郵」というブースが別にあって、ここで記念切手が買えるようです。
過去のものはプレミアがついて高くなってました。


Hawmay's Room | 天津だより

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