病院へ行きました（2000年11月11日--中国滞在1年＆80日目）

先日はまだ11月も9日というのに、天津はもう初雪が降りました。
去年は11月25日だったので、16日も早いことになります。
暖房（スチーム式）は全市11月15日から入るので、部屋は寒くて凍えそうです。
時計についている温度計は9度になってます。

さて、今日は病院について、です。
実は先日、変な病気（？）になってしまい、思いがけず病院にかかりました。

10月18日の午後くらいから、首の右側が痛くなりました。
最初は寝違えたのかと思っていましたが、
19日の午後には後ろも振り向けないほどになってしまい、
歩くとその振動で首が痛み、手を伸ばすと首の神経が引っ張られるのか、やはり痛み、
頭痛までしてくる始末。
夕方、中国人の友達に会ったときに「首が痛い」と言ったらすぐに家に連絡してくれました。
彼女のお母さんが看護婦さんをしているのです。
お母さんは見つからなかったのですが、とりあえずすぐに病院に行った方がいい、ということで、
一緒についていってもらって、病院に行きました。

知り合いということもあるのでしょう、一般の手続きなどなく、いきなり急患の診察室へ。
そこで先生に病状などを話し、レントゲンを撮ることになり、まずは登録。
受付で受付料（1元）を払いました。
それから出してもらった書類を持ってレントゲン科へ。
そこでまた書類を作ってもらい、受付に戻り、また料金の支払い。
診察料（0.5元）とレントゲン代（97.6元）で合計98.1元です。
それからまたレントゲン科へ戻って領収証を見せてレントゲン室へ。
レントゲンは日本と同じでした（笑）。
右、後ろ、左、と首のレントゲンを撮り、
廊下で10分ほど待っていると、もうレントゲンができあがってきました。
それを持って先ほどの診察室へ。

違う先生だったのでまた症状を説明しなおし、レントゲンを渡しました。
レントゲンの結果は異常なし。
先生も看護婦さんも寝違えたのだろう、と言っていました。
塗り薬を出してくれ、さらに、痛みがひどいと言ったら痛み止めの飲み薬も出してくれました。
また受付で薬代（60.18元）を払い、領収証を持って薬局へ。
中国の病院は、病人がひとりで来たら、
その本人があっちへ行ったりこっちへ行ったり動き回らなきゃいけないのか、
とちょっと驚きました。

さて、首のほうはその翌日（20日）夜、21日と痛みが最高潮に達しました。
寝るのが一番つらく、どんな態勢になっても首に負担がかかり、
また、起き上がるときにも首に力が入ることがわかりました。
21日の夜は壁に寄りかかって座ったまま寝ました（疲れた〜）。

23日（月）に友達がその後どうか、と電話をくれ、まだよくならない、と言ったら
翌24日、出勤前にもう1度一緒に病院に行ってくれました。
その時には友達のお母さんも勤務していて、私の病状を聞いて、
理学療法がいいのでは、と、そちらに連れて行ってくれました。
先生と話した結果、5日ぐらいやってみよう、ということになり、5日分の料金を前払い。
合計で35元でした。

火曜日から5日間連続で通院です。
治療は2種類。
ひとつは首のところに超音波をあてるもので、何の刺激もありません。
20分間、寝てるだけ。
それからもうひとつは、低周波でもみほぐす機械。
軽く叩いたり、ほぐしたり、もんだり、というのを20分繰り返します。
初日、2日めは痛くて、ちょっと苦痛でしたが、段々気持ちよくなり、
首の痛みもだいぶなくなりました。
5日めに先生が、
月曜日もまだ痛かったらもう1度支払いして続けましょう、
痛くなければもう来なくていいです、
と言ってくれました。
まだ多少痛みましたが、とりあえず、通院は終わりにしました。

それにしても、病院に知り合いがいるとこんなにもスムーズに治療を受けられるのか、と
コネの強い中国を目の当たりにした気がします。

原因は結局わからないのですが、数年前に交通事故にあって、
ムチウチをやったことがあります。
日本にいる時も梅雨どきになると少し痛みがあったのですが、
今回、治りかけてみたら、そのときと同じような痛み。
もしかしたら、急に寒くなったのでムチウチが再発したのかもしれません。

治療費ですが、合計で日本円にして約2500円。
もちろん、海外旅行傷害保険は入ってきているので、
領収証と診断書を出せば、保険会社からお金はもらえると思うのですが、
2500円のために手続きするのは面倒くさい、と思ってしまいます。
人民元でもらえるなら、200元は大金なのですが。
それに、ムチウチなどの他覚症状のないものは保険はおりないことになっています。
というわけで、今回は自費で治療、ということにします。

その後、すっかりよくなりました。
後方確認ができないため自転車にも乗れなかったのですが、
今では自転車も乗っています。
リュックだけは1度背負ったら、やっぱり痛くなってしまったので、
まだ恐くてその後は背負っていませんが。
それにしても、病気などすると必ず思うことは、健康ってありがたいな、ということです。
今回のは気をつけようのないものでしたが、
とにかく健康には気をつけたいと思います。