マカオ返還・鍋料理（1999年12月19日--中国滞在108日め）

昨日から一気に冷え込み、昨日は昼の時点で0度、
今日はウワサによると最高気温マイナス5度だとか・・・。

さて、明日はマカオが中国に返還される日です。
テレビでは1ヶ月くらい前から毎晩のように特番が組まれ、歓迎ムードが高まっています。
学校も明日は臨時休校。私たちにはうれしいお休みです。
テレビで盛り上がっているし、町の中には「歓迎」のたれ幕があちこちにあるので、
何人かの中国人学生に「マカオ返還はうれしい？」と聞いたら、うれしいと答えた人は1人。
ほかの人たちは、政府はうれしいかもしれないけど、
自分たちの生活には関係ない、という答えでした。
また、テレビのニュースで町の人にインタビューしているのを見ていたら、
「香港、マカオ、次は台湾だ」と言っている人が何人かいました。
台湾はちょっと別だと思うのですが、その辺はもっと中国語ができるようになったら
自分で直接聞いてみたいところです。

寒くなってきてやっぱり恋しいのは鍋料理です。
中国にも鍋料理はあります。

町中でよく見かけるのは「四川火鍋」の文字。
あるいは、「麻辣[湯/火]」」の文字。
いずれにしても辛い鍋です。
私はほどほどに辛いのは大丈夫ですが、
ものすごく辛いのは苦手なので、麻辣[湯/火]は敬遠していました。
先日行ってみたら、鍋の中をふたつに区切っていて、
片方はすごく辛いスープ、片方は辛くないスープになっていて、
私は辛くない方のスープばかり利用しました。
注文方法は鍋をひとつ頼みます。
これは鍋にスープが入っているだけのもの。
それからタレを各人1つずつ頼みます。
あとは具をメニューから選びます。何しろ種類がたくさん！
外で食べる麻辣[湯/火]はワゴンに具がいろいろ積んであって、
自分で好きなのをザルにとってくる、というやり方をしているようですが、
さすがにこれはちょっと衛生的に恐くて試すことはできません。
麻辣[湯/火]は数人で行って1人12元くらい。

もうひとつの鍋料理は「砂鍋」。これは要するに土鍋のことです。
小さい1人用の土鍋で、すでに料理済みの鍋料理を持ってきてくれます。
ハルサメ、冬瓜、香草が入っていて、もうひとつメインになるものをメニューから選びます。
豆腐鍋があっさりしていて安くておいしい（実は今日の昼食も砂鍋豆腐）！
これは1つ4元から20元と幅広いです。
でもいくつかとってみんなでつっつけば、1人は10元くらいでOK。

日本では絶対にお目にかかれないと思われるのは「[シ刷]羊肉」。
羊のしゃぶしゃぶです。
しゃぶしゃぶのような真ん中が開いたドーナツ状のお鍋を使って食べます。
少し塩辛いゴマだれで食べる羊肉、おいしいです。
これはちょっと高めで1人20元くらいかかります。

それから先日食べておいしかったのは、韓国料理屋の鍋にうどんを入れてもらったとき。
うどんを入れても料金は同じ、ということで、入れてもらったそうですが、
これは人に注文してもらったので、どういう頼み方をしたのかよくわかりません。

ほかにも食べ物のことを書こうと思ったのに、鍋で結構、スペース使ってしまったので、また次の機会に。