こんな映画見ました!
  

2006年6月
【アイウエオ順】 ドラゴン・プロジェクト
花よりもなほ


『ドラゴン・プロジェクト』
(原題『精武家庭』 / 2005年 / 香港映画 / 102分)
監督=スティーブン・フォン
出演=スティーブン・フォン、アンソニー・ウォン、ジリアン・チョン
シネマート六本木にて
【感想】 おちゃらけたドタバタコメディかと思っていたらとんでもなかった。
すごくよくできた映画だった。
私はブルース・リーはわからないのだけど、この原題もブルース・リーの映画の
タイトルから取っているらしく、現代版カンフー映画となっていた。
アイドルグループ・ツインズの2人もとてもよかった。
ジリアン・チョンの方は、「ビヨンド・アワ・ケン」(望む・公開!)もよかったし、
シャーリーン・チョイは童顔だから、アンディ・ラウの奥さん役よりも制服姿の
高校生が似合っていたな。
ストーリーは結構凝ったスパイもので、単純な私はあらあらあら、という感じで
意外な展開がうれしかった。
スティーブン・フォンもよかった。
監督としてもいけてると思う。
香港映画健在、を見せつけてくれた1本だった。

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『花よりもなほ』
(2005年 / 日本映画 / 127分)
監督=是枝裕和
出演=岡田准一、宮澤りえ、古田新太
109シネマズMMにて
【感想】 チャンバラのない時代劇、という話だった。
実際ちょっとだけあった(らしい)そのシーンの時は、ちょっと夢の世界・・・
父親の仇討ちのために江戸に出てきた主人公は貧乏長屋で暮らす腰抜け侍、
という設定。
仇討ちよりも長屋の人たちとの交流がメインで、人情話になっていた。
芝居の練習もうまいこと伏線になっていて、無血仇討ちの完了。
桜の散り際が潔くて美しいのは、また咲くことを知っているから、というのが印象的だった。
とりあえず、岡田准一の顔を見るだけでも、見る価値のある映画かも。
お祭りでお面をちょっとずらした時の真剣な顔と、ラストの笑顔は近代まれにみる美青年ぶりだ。

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