こんな映画見ました！
　　

2005年3月

【アイウエオ順】

スーパーサイズ・ミー

『スーパーサイズ・ミー』
（原題　「Super Size Me」 / 2004年 / アメリカ映画 / 98分）
監督＝モーガン・スパーロック
出演＝モーガン・スパーロック
シネマライズにて
【感想】　話題のドキュメンタリー映画。
マクドナルドのメニューを1日3食、30日間食べ続けるとどうなるか、という
実験（被験者は監督本人）に、いろいろな人へのインタビューや全米各地の
ファーストフードの状況を織り交ぜながら作ってある。
アメリカの給食事情は面白かったけど、最初に出た学校は本当にジャンクフード
ばかりで全然野菜が見えなかったのには驚いた。
実験前に健康診断していたが、監督は普通の人以上に健康体だった。
最初はやる気まんまん、楽しそうだったが、やはり毎日3食となるとぐったり。
しかも“義務”として食べるとは・・・
2週くらいで「ちょっとやばいかも」という状態になり、3週目でドクターストップ。
続けると生命の危険もある、と言われていた。
それでも監督はやり遂げた。すごい。
確かに1日3食毎日マクドナルド、というのは極端かもしれないけれど、中毒性の
ものがふくまれていて、どんどん食べたくなるらしい。週に1度行く人と、週に3,4回
行く人を足すと90％以上が頻繁にファーストフードを食べていることになる。
実験後、監督が見せていた1ヶ月で摂取した糖分や脂肪分の量は半端じゃ
なかった。
糖分といえば、マクドナルドではサラダにも糖分が入っているらしいし、ものに
よってはビッグマックよりも脂肪分が多いサラダもあるらしい。怖い！
私はファーストフードがあまり好きではなく、1年に数回行くかどうかという
ところ。この1年で行った店、たぶん全部言えるくらい少ない。
この映画を見ていて、ファーストフードが好きじゃなくてよかったなー、と心から
思った。
この間ハワイで思ったけど、フードコートで飲み物を買うと、一番小さいサイズが
日本のＬサイズかと思う大きさだった。毎日コーラなどの炭酸飲料を飲むのは
本当に体に悪い！
でも、映画の最後でコメントが出たように、完全にファーストフードを否定する
目的で作った映画ではないという。
安くて手軽でそれなりにおいしくて、というわけで、なくすことは無理だろうから、
これからいかに共存していくか、という問題提起としてはいいきっかけになると
思う。

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