こんな映画見ました!

2001年7月
【アイウエオ順】 『彼女を見ればわかること』
『彼女を見ればわかること』
(原題「Things You Can Tell Just By Looking At Her」 / 1999年 /
アメリカ映画 /110分)
監督=ロドリゴ・ガルシア
出演=グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー
文化村ル・シネマにて

【感想】なんだか淋しい映画だったな。
これは、見る人の性別、年齢、状態などで、感想がまったく違ったものに
なるのではないかと思う。
5つの短いストーリーから成り立っていて、それぞれの登場人物が
どこかしらで接点がある。
たとえば1話めの女医さんの話。孤独感に悩む彼女とそれを占う占い師。
別の話で、女医さんはてきぱきと仕事をし、そんな悩みを抱えているようには見えない。
また、彼女の人生を言い当てていた占い師自身も4話めで
ツライ毎日を送る姿が描かれている。
自分が日ごろ接している人も、それぞれの生活があり、その中では
いろいろな苦悩があるんだよな、と再認識してしまった。
そして、結局この5つのストーリーに出てくる人たちはみんな淋しいのだ。
レズビアンのカップルは別。彼女たちはツライだろうな・・・
ほかはみんな本当に淋しい。仕事があったり家族がいたりしても孤独。
まったく重なる部分はないにしても、見終わったあと、自分自身を
振り返ってしまった。
ただ、その孤独感が恋愛(または異性のパートナー)が埋めてくれる、と
みんなが考えているようなところがあって、それはちょっと疑問だなあ。
この映画の中で私が1番存在感を感じ、映画を引き締めてくれたと思ったのは、
2話めに出てきたホームレスのおばちゃん。
この人はすごい!

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