『（ハル）』
（1996年 / 日本映画 / 119分）
監督＝森田芳光
出演＝深津絵里，内野聖陽，戸田菜穂，宮沢和史
WOWOWにて

【感想】あまり期待しないで見たのだけど・・・おもしろかった。
パソコン通信のまだ初期の時代かな。
私がニフティに入ったのも96年だから、同じ時期か。
主人公の出会いはRT（チャット）だから、RTの場面は文字だけ。
それからメールのやりとり。
現実の生活の合間に送ったメールが文字となって画面に打ち出される。
面白い試みだと思った。
顔も知らずにメールのやりとりをし、顔が見えないせいもあって、
いろいろな話ができて、いつのまにかどこかで相手を心の支えにしてしまう。
今は誰でもメールができるけど、当時はまだまだ少なかっただろうな。
私も最初は友達の間では片手で数えるほどしかメールしてなかったし、
あとはニフティで知り合った何人かの人とだけ。
それから当時すでに活発だった海外の人たち。
今知り合った人たちより、やっぱり少ない時から知っている人たちとの方が、
何となく緊密な気がするのはフシギ。
最後に実際に顔を合わせて、これからこの2人はどうなるのだろう？
私は深津絵里が好きなので、「ハル」に対して、
早く会った方がいいよー、可愛くて驚くよー、と
ずっと心の中でそそのかしてた。
驚いたかな？

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『わすれな草』
（原題「半支煙」 / 1999年 / 香港映画 / 101分）
監督＝葉錦鴻 （イップ・カムハン）
出演＝謝霆鋒 （ニコラス・ツェー），曾志偉 （エリック・ツァン），
　　　　 舒淇（スー・チー）
テアトル池袋にて

【感想】もっとしっとりした映画かと思ったら、案外笑えたし、
ハンカチは濡れなかった。
やっぱりエリック・ツァンはいいなぁ！！
似合わないカツラもなんとも言えないし、ラストの方の年寄りくさい感じもいい。
ニコラスも思ったよりもよかった。
きっと昔だったらレスリーがやっていた役だな、なーんて思いながら
見てしまった。
世代交代はまぬがれません。
エリック・ツァンが語ったウソの過去は香港映画っぽい、チープだけど
見入ってしまう軽いアクション。
でも、本当の過去も、おかしかった。
そんな2人のことが、どうして香港マフィアの本に載るのかと思っちゃったけど。
矛盾をつついたらキリがないけど、そういうのはあまり気にならずに
楽しめたのは、やっぱりエリック・ツァンのおかげかな。

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『ラブ＆デス』
（原題「Love And Death On Long Island」 / 1997年 / イギリス映画 / 90分）
監督＝リチャード・クウィートニオスキー
出演＝ジョン・ハート，ジェーソン・ブリーストリー
WOWOWにて

【感想】うーん、期待はずれ・・・
前に映画館で予告編を見た時から見たいと思っていたのだけど、
見事に期待を裏切られてしまった。
もちろん、こういうのが好きな人もいると思うけど。
やっぱりイギリス映画は私には合ってないのかも。
残念ながら、イギリス映画で今までいいと思ったのがないんだな。
どんなに評判がよくても。
・・・多くは語りません。

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『ロンゲストナイト』
（原題「暗花」 / 1998年 / 香港映画 / 85分）
監督＝パトリック・ヤウ
出演＝トニー・レオン，ラウ・チンワン，マギー・シュウ，マーク・チェン
WOWOWにて

【感想】なぜか舞台はマカオ。
マカオのヤクザ同士の権力争いとその渦中にある汚職警官とチンピラ。
何だか人物設定が今ひとつつかめず、映画に入っていけなかった。
トニー・レオン、ラウ・チンワンと、私も好きな役者さんなだけに残念。
もう少しメリハリがほしかったな。
出番も少なく、ストーリー上重視されていないボス2人の顔が見えなくて、
そのせいで、誰が何のために争っているのかよくわからなかった。
こういう役でも、もう少し顔の知られた、名前のある役者さんを
使ってくれていたら、映画もしまるし、メリハリもきいたんじゃないのかな。
最後の方で2人が1対1で戦ったところも、トニーが変装して、ラウ・チンワンと
同じ髪型、同じ服装をしていたおかげで、暗かったこともあって、
本当にどっちがどっちが、まったくわからなかった。
ラストはちょっと驚いたけど、考えてみればアレが一番妥当な終わり方かも。

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『グリーンマイル』
（原題「The Green Mile」 / 1999年 / アメリカ映画 / 192分）
監督＝フランク・ダラボン
出演＝トム・ハンクス，デビッド・モース，ボニー・ハント
WOWOWにて

【感想】中国にいた時に、イギリス人のルームメイトがVCDで見て
目を泣き腫らしながら部屋に帰ってきて、「世界一心のやさしい死刑囚の話」と
教えてくれた。
やっとWOWOWでやったので私も見ることができた。
トム・ハンクスが出てることなど知らなかったのでちょっとビックリ。
本編192分なんて見るとちょっと引いてしまいそうだけど、全然長さを
感じさせることなく、ぐんぐん映画の中に引き込まれていった。
登場人物のキャラクターがみんな個性的でいい。
ネズミを可愛がるフランス人の気の弱そうなおじさんも、実は死刑囚・・・
ということは凶悪な罪を犯しているわけで。
監督はあまり聞かない名前だと思ったけど、「ショーシャンクの空」を撮った人、と
聞いて納得。
切ないけれど、見終わった後、やさしい気持ちになれるような映画だった。
これは原作も読まなくては・・・！

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『恋は嵐のように』
（原題「Forces Of Nature」 / 1999年 / アメリカ映画 / 107分）
監督＝ブロンウェン・ヒューズ
出演＝ベン・アフレック，サンドラ・ブロック，モーラ・ティアニー
WOWOWにて

【感想】キャストはA級に近いけど中身は思いっきりB級の恋愛コメディ。
なんだか、くだらなくてあきれてしまったけれど、
最終的には丸く納まってよかった。
道がそれたままで終わっていたら、見終わってからも
気持ちが納まらなかっただろう。
設定に最初からムリがあったような気がする。
救いは主演の2人がよかったこと。それだけに、この2人には
作品を選んでほしいな、とも思ってしまった。

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『小さな目撃者』
（原題「Do Not Disturb!」 / 1999年 / オランダ・アメリカ合作映画 / 98分）
監督＝ディック・マース
出演＝ウィリアム・ハート，ジェニファー・ティリー，フランチェスカ・ブラウン
丸の内ピカデリー2にて

【感想】ウィリアム・ハートが出ているということで見に行ったのだけど
面白かった。
主役は子どもで、プログラムには「子ども版ダイハード」と書かれていたが、
それもうなずける。
次々に起こるアクシデントにも果敢に挑戦し、切りぬけ、最後には
正義が勝つ・・・
アムステルダムは行ったことがなく、あんなに水の多い町だとは
思わなかったので意外。
確かにハウステンボスはあんな感じだった。
でも、犯罪が多いとか、麻薬がまかり通っているとか、子どもがよく
いなくなるとか、悪い印象が植えつけられてしまったし、さらに警察の
やる気のなさにもビックリ。
ところで、映画のみどころはウィリアム・ハートのアクション（？）かもしれない。
娘を救うため、走っている救急車に飛び乗り、屋根や後部にはりついて、
窓から中をのぞいて娘にウィンクしてみせる。
こんなウィリアム・ハートが見られるとはこれも意外だった。

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『東京攻略』
（原題「東京攻略」 / 2000年 / 香港映画 / 100分）
監督＝馬楚成（ジングル・マ）
出演＝梁朝偉（トニー・レオン），イーキン・チェン（鄭伊健），
　　　　 陳慧琳（ケリー・チャン），仲村トオル，阿部寛，
　　　　 遠藤久美子，小沢真珠
渋谷東急3にて

【感想】あまり期待しないで見に行ったのだが、なかなか楽しめた。
トニー・レオンやケリー・チャンの日本語は苦笑ものだったけど・・・
ケリー・チャンは前に見た映画よりもよかった。表情豊かになった感じ。
でもイチ押しは阿部寛かな。この人も見るたびに違う面を
見せられているみたい。
仲村トオルも「特警新人類」（邦題はわからない）で見たときに、悪役ながら
出演者の中で一番カッコよくて驚いたけど、今回は出番も口数も少なく
がっかり。

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